長井謙治准教授の研究成果が Journal of Archaeological Scienceに掲載されました

2026.7.3

長井謙治准教授(B01/愛知学院大学)の研究成果がJournal of Archaeological Scienceに掲載されました。

 

Kenji Nagai,
Kinematic constraints on flake scar orientation in pressure flaking: Implications for motor habits in stone tool production,
Journal of Archaeological Science, Volume 192, 2026, 106632,
ISSN 0305-4403,
https://doi.org/10.1016/j.jas.2026.106632.
(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0305440326001627)

 

人間の技術的な行動は、認知的な計画や機能の最適化だけでなく、人体の解剖学的・運動学的特性によっても根本的に制約されています。

しかし、そうした身体の動きが、考古学的に観察可能な技術的痕跡として物質化されるまでの過程については、これまで十分に解明されてきませんでした。

本論文では、遺物の表面に保存された痕跡から、石器製作に関わるモーターハビットを推論しようとする、補完的な方法論的視点を提示しています。

押圧剥離に焦点を当て、現代の石器製作者に対する長期観察、民族誌的データおよび映像データの分析、ならびに実験的に製作された石器の定量分析を統合することにより、両面加工石器に形成される剥離痕の向きと、剥離時に用いられた身体動作との関連性を検証しています。

 

2026年8月11日まで全文無料で閲覧できますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。

https://authors.elsevier.com/a/1nJRe15SlU8QFR

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