塚本憲一郎准教授の研究成果がAncient Mesoamerica に掲載されました
2026.6.12
塚本憲一郎准教授(公募A01/カリフォルニア大学・岡山大学)の研究成果がAncient Mesoamerica に掲載されました。
Tsukamoto K, Esparza Olguín OQ, Salazar Lama D, Campaña Valenzuela LE, Velázquez Morlet A, López Camacho J. The Emergence of Kingship and Early Long Counts in the Maya Kingdom of El Palmar, Campeche, Mexico. Ancient Mesoamerica. Published online 2026:1-21. doi:10.1017/S0956536126100984
本論文では、メキシコ・カンペチェ州のマヤ遺跡エル・パルマールにて、発掘調査や写真実測による 従来の手法に高解像度3Dスキャンなどの新しい技術を統合して石碑の解読を行い、古代マヤ文明における長期暦 (前3114年8月を起点の一つとし、約5125年を一周期とする循環暦) と王権の出現との関係が検証されました。
その結果、エル・パルマール遺跡の石碑46に刻まれた最古の長期暦である、後180年の解読に成功しました。これまで確認されていた最古の長期暦はグアテマラのティカル遺跡の後292年でしたが、今回の成果はそれを100年以上さかのぼる極めて重要な発見です。
さらに王位継承と暦上の出来事を結びつける碑文も明らかとなり、古代マヤ文明において長期暦と 260日周期の宗教暦を組み合わせた精密な暦が儀式を通じて王権を確立する上で果たした役割についての洞察が得られました。
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