出ユーラシア科研の成果本が刊行されました

2026.5.25

本科研の前身にあたる「出ユーラシアの統合的人類史学:文明創出メカニズムの解明 」(新学術領域研究(研究領域提案型) 2019年度~2023年度)の成果本が刊行されました。是非お手にとってご覧ください。

 

第1巻『時空間認知と人工景観: 「文明」創出の駆動力』松本 直子・杉山 三郎 ・鶴見 英成 ・入來 篤史 (編)、京都大学学術出版会 

ごく少数の集団が、地峡を渡り海を越えて移動拡散し、旧世界とは全く独立に文明を築いた「出ユーラシア」。いわば<歴史の実験場>を舞台に、「あり得たが起こらなかったこと」、歴史経路の重畳性(状態の重なり合い)に注目した学際研究で、サピエンスの移動拡散、「文明」創出を駆動した、世界観の獲得とその世界観を視覚化した人工景観の意味を解く。

 

第2巻『神の生成: サピエンスの生存技法』松本 直子・後藤 明・入來 篤史 (編)、京都大学学術出版会

人は源環境の限界を超えて未知の領域を想像し異なる自然環境へと広がることができた。そこに必要だったのが、志向性・自己意識・俯瞰的環境理解である。そしてこの三つを統合し世界を秩序づける技法こそが「宗教現象」だった。「見える神」から「見えない神」へ、「聖性」とは何か?といった大胆な視点から、<歴史の実験場>としての、新大陸、オセアニア、そして日本を舞台に、「神/カミ」や精霊の誕生と宗教・信仰の人類史的展開の謎に迫る。

 

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