国際共同ワークショップ「実験考古学の最前線」を開催しました
2026.3.12
2026年2月21日(土)、22日(日)に愛知学院大学で、国際共同ワークショップ『実験考古学の最前線:モノと動作解析のパースペクティブ』を開催しました。
本ワークショップでは、身体行為・認知・環境・物質文化の相互関係に注目し、実験考古学における身体運動や技術行動の分析について議論することを目的としました。

一日目は、北米からの視点として、イアン・J・ウォレス助教授(ニューメキシコ大学)、ニコラス・ホロウカ助教授(ペンシルベニア州立大学)をお招きし、身体技法や動作解析を用いた実験研究についてご講演いただきました。続いて日本からの視点として、領域メンバーの長井謙治(B01班/愛知学院大学)が石器製作、平川ひろみ(B01班/奈良文化財研究所)・中園聡(A01班/鹿児島国際大学)が土器製作、石村智(A01班/東京文化財研究所)が伝統芸能、時津裕子(A01班/高千穂大学)が考古学者による遺物観察を主題に、身体的実践とその分析方法について報告を行いました。38名の方にご参加いただき、分野を超えた活発な議論が行われ、今後の研究の可能性が共有されました。

二日目は、実際に石器製作を行うクローズドのワークショップを実施しました。約25名が参加し、実験考古学の新たな展開を模索するとともに、動作分析のためのデータ収集を行いました。一日目の議論を参加者自身の身体を通して実践することで、理解をさらに深める機会となりました。
