5月31日(土)認知心理学会シンポジウム「マテリアマインド:物心共創人類史学の構築に向けた心理学の挑戦」のご案内
2025.5.19
日時:5月31日(土)午前10時―12時
場所:京都大学国際科学イノベーション棟5階 HORIBAシンポジウムホール
(キャンパスマップの69番の建物です)
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-y
マテリアマインド:物心共創人類史学の構築に向けた心理学の挑戦
企画 齋木 潤(京都大学)・川畑秀明(慶應義塾大学)
2024年度から学術変革領域研究A「マテリアマインド:物心共創人類史学の構築」が開始された。このプロジェクトは、ヒトによる環境構築と、ヒトの認知・身体・行動の変化との絡み合いについて、文理の枠を超えた超領域的共同研究によってそのメカニズムを明らかにし、人類の来し方行く末を統合的に理解する新モデルの提示を目指している。本プロジェクトにおける超領域的共同研究は人文学に理系の技術や手法を持ち込み「科学化」する月並みなものではなく、理系分野に人文学的概念や論理を持ち込むことで、学知の構造の根本的変革を企図している。心理学はこの試みの中で文理を繋ぐ扇の要として重要な役割を果しうる。本シンポジウムでは、「マテリアマインド」の構想を紹介するとともに、プロジェクトに参画する心理学者(霊長類学、社会心理学、認知神経科学、認知心理学)の話題提供を通じて、物心共創人類史学の中で心理学が果たすべき役割を議論したい。
企画趣旨 齋木 潤(京都大学)
マテリアマインド:考古学と認知科学の緊密な連携による新たな研究領域の創出 松本直子(岡山大学)
チンパンジーにみられるマテリアマインド 山本真也(京都大学)
マテリアマインドと幸福感 石井敬子(名古屋大学)
メモラビリティ:認知科学と人類史学の懸け橋 齋木 潤(京都大学)
モノと認知のインタラクション:関係性・場としてのアート 川畑秀明(慶應義塾大学)
お問い合わせ:齋木 潤(saiki.jun.8e@kyoto-u.ac.jp)
参考:日本認知心理学会第23回大会HP